☆第73話☆過剰ろ過とは?

皆さんこんにちわ!『すみれ』です!

 

 

今日もろ過について

 

 

フィルターを何個もつけて、うちは過剰ろ過やから

水が綺麗やねん!っておっしゃる方がたまにいらっしゃいますが、過剰ろ過とはどういうことなのか?

おそらく水槽サイズ以上のフィルターサイズと個数を付けることによって、溜まる汚れ以上のろ過能力を有している。または汚れない状況を指しているのではないかと

思われます。

 

どういう意味で過剰ろ過という言葉を使われているのか、聞いたことないので想像ですが笑

 

では

この過剰ろ過について効果があるのか、解説していきたいと思います!

 

結論から

ろ過能力が過剰になることはない!

 

店舗では、

メーカー様による勉強会なるものがたまに開催されます。勿論水の専門家であるろ過材、バクテリアメーカーの方のお話を聞く機会もありました。

 

その中での回答をお伝えします。

 

水槽の中でバクテリアが水の汚れを分解してくれるわけですが、分かりやすく数字で表すと

 

汚れが100ある場合

水槽内の分解能力のマックスは100です。

それは、ろ過器が何台付いていようが良いろ材を積んでいようが変わりません。

 

100に対して50の能力しかなければ、水が白く濁ったり、魚の調子が悪くなったりします。

 

 

ろ過器やろ材が多いと対応する幅は確かに大きくなるようですが、分解能力が1000あったとしても、汚れが100しかなければ、100になりますのでろ過が過剰になることはありません。ろ過器やろ材に住み着くバクテリアの濃度が薄くなるだけだそうです。

 

 

なぜこうなるのかの理由は簡単で、バクテリアは汚れを分解して生きているので、汚れ<バクテリアとなると分解するものが無くなって死んでしまいます。

 

以上のことから過剰ろ過とは妄想だということが分かりましたね!

 

 

ただ、フィルターをたくさんつけることによるメリットがありますので、いわゆる過剰ろ過状態が意味がないわけではありません。

 

①フィルターが故障した場合に最悪の事態を免れる。

②魚の成長や追加によって汚れが増えたとしても対応が出来る。

③なんか安心する。

 

こんな感じでしょうか?

たくさんつける必要はないですが、メインとサブの2つくらいはあっても良いでしょう!

 

 

以上です!

ではまた次回☆